肩コリ・腰痛は日本の現代病

≫読売新聞  くらしの健康雑学  

 コリ発生のメカニズム なぜ痛みが発生するのか?

 筋肉へ同じように負担をかけ続けると、筋肉内の酸素が欠乏し、乳酸が溜まります。この乳酸がきっかけとなり痛みを感じさせる「発痛物質」が蓄積します。蓄積が進むにつれ筋肉は緊張し続けるのです。筋肉が緊張することで、血管が圧迫され、血行が悪くなります。そのまま緊張が続くと、疲労や血行不良を引き起こし、コリや痛みを発生させるのです。ですから、血行を良くし、硬くなった筋肉をほぐす必要があるのです。

血行不良の状態の図 疲労蓄積した筋肉が血管を圧迫 圧迫され血行が不良に 

 肩コリ・腰痛は日本の現代病

 食生活の変化など、生活習慣の変化などにより、肩のコリや慢性の腰痛、関節痛などの症状を持つ人が増えているようです。

厚生労働省の「平成22年度国民生活基礎調査」によると、日本人が訴える自覚症状の第1位は男性が「腰痛」で女性は「肩コリ」、同2位は男性が「肩コリ」女性が「腰痛」という結果が出ています。日常生活で、改善するのは大変ですが、自分に合った対処法を見つけなくてはならないのです。

厚生労働省:平成22年度国民生活基礎調査グラフ図 

日本人が訴える体の不調のランキング 男性1位腰痛 2位肩コリ 3位鼻がつまる 鼻汁が出る 4位せきやたんが出る 5位手足の関節が痛む 女性1位肩コリ 2位腰痛 3位手足の関節が痛む 4位鼻がつまる 鼻汁が出る 5位体がだるい