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令和4年6月12日(日)13:00より鍼灸マッサージ会館で各種健康保険取扱いに関する研修会を行ないました。料金改定やレセプトの変更などの注意点が当会保険部長(中川紀寛)より説明があり、その中で「施術報告書」の内容をさらに詳しく記述するようにとの注意がありました。これは当初から指摘されていた懸念事項でございます。施術に集中するあまり報告書を軽視しがちですが医師との連絡をより一層強固なものにするためにも施術報告書の充実化をお願い申し上げます。
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令和4年6月12(日)14:00より鍼灸マッサージ会館で滋賀県鍼灸マッサージ師会理事会&監事会が行われました。多くの議題が審議された中、当会のHPをさらに充実していくために「一般社団法人滋賀県鍼灸マッサージ師会ホームページ修正更新委員会」(modification and update comittee・略称MUC)の発足が承認されました。これから当会の活動予定及び活動報告はこのHPによって会員各位に伝えていきたいと考えております。これまで定期総会、学術研修会、健康保険取扱い特別研修会などの伝達を郵送によって行ってまいりましたが、今後は徐々にペーパーレス化していくつもりでございます。会員各位のご理解ならびにご協力をよろしくお願い致します。
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令和4年5月27日(金)に大津師会が主催した学術研修会にZOOMで参加して下さいました市民の方から以下のような励ましの手紙を頂戴しました。氏名の部分は削除しましたが他は全て原文のまま記載させていただきます。このような手紙を頂戴したことは我々にとって大変光栄なことです。これからも中医学普及発展のために努力していきたいと思います。( 削除 )様本当にありがとうございました。
大津鍼灸マッサージ師会
中川 会長 様
鍼灸師の諸先生
先日は貴会主催の研修会にZOOMで参加させていただきました( 削除 )です。梅野先生の一患者の私が梅野先生著書の「拝啓、未来の鍼灸師へ」を拝読させていただきました。読ませていただきましたが専門書であり正直難しかったです。でも「中医学」についてもっと知りたいとの思いを持っておりました。そして研修会での梅野先生のお話を聴かせていただく機会を頂き梅野先生の「拝啓、未来の鍼灸師へ」に書かれたこととようやく繋がらせていただきました。当日参加された鍼灸師の先生方の熱心に学ばれる姿勢にこのような研修会を開催された貴会に患者である私は明るい光を見出すことができました。私が「中医学」を知りたいと思ったのは病院で頂く「薬」の多いことに疑問を持ったことから始まりました。自身の身体が薬漬けになるような恐怖に陥ったことでした。そんな時お出会いした梅野先生の「自然治癒力」との言葉にすがる思いでした。私は薬漬けから脱して鍼灸の力を借りて病気(高血圧等)の自然治癒を求めました。そんな中で梅野先生の知識、博学に私ははまってしまいました。治療を受ける患者が先生を信じるほど強いものはありません。私は梅野先生を信じ、頼り、「中医学」を「西洋医学」と同等に位置付けたいとの思いが強くなってきました。「中医」と「西医」が偏りなく良いところ取りをすることができ、それが医療現場(特に総合病院)でできれば患者にとってこれほどありがたいことはないのです。このことを大津から声をあげていくことが中医学にお世話になっている患者としてやっていかなければいけないことと強く思っています。梅野先生の研修で「啓蒙」という言葉を知りました。「啓蒙」とは無知から脱皮すること(知らないところから知識を得て脱皮する)。私は中医学についてあまりにも知らないことが多いです。大津鍼灸マッサージ会において梅野先生を活用(すみません言葉が悪くて)していただき鍼灸師の先生方と一緒に私も「中医学」を知りたいのです。無知から脱皮する機会を頂きたいのです。そして、先生方と一緒に「中医学」を多くの人に知っていただきたいのです。梅野先生の研修から学んだこと。
〇「「中医学」の特徴
①整体観念=人間の身体は宇宙と同じ。一部は全部 全部は一部
②弁証論治 目を例にとると瞳=腎臓、瞳を包むところ=肝臓、白目=肺、涙袋=脾臓、目じり=心臓。一部は全部 全部は一部
〇五行説
五行説とは万物は木・火・土・金・水の五つからなるという思想。
木=この世の全てのものの始まり。物事の始まり。鶏は早朝を伝える。
火=あたたかい。熱い。羊はあたたかい(羊毛)
土=全てを吸収する。胃腸を表す。牛は胃の動物。
金=息、空気、有酸素運動。肺になる。馬は持久力がある。
水=タンパク質を表し生命力、生殖力を表す。腎臓。豚は生殖力がある。
「中医学」を私はもっと知りたい。学びたい。貴会から私達にも学ぶ機会をいただき、先生がたと手を携えて「中医学」「鍼灸」の真の価値を広めていくことが私の念願とするところです。「中医学」の治療がまず脈を診るとこらから始まることを梅野先生から教わりました。脈一つからわかること、一部が全部・全部が一部なのですね。厚かましいお願いと、私の思いを記しました。今後ともどうぞよろしくお導きください。
令和4年6月2日( 削除 )
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令和4年5月27日(金)に大津師会が主催した学術研修会にZOOMで参加して下さいました市民の方が梅野先生の講義を聞きながらメモしたものをレポートとして会館事務所に提出して下さいました。熱心に聞いて下さった足跡を感じ取ることができました。厚く御礼申し上げます。※速記的に書かれましたので誤字がありますが原文そのまま記載しました。
大津鍼灸マッサージ師会学術研修会
日時2022年5月27日10:00~12:00ZOOM参加
講師梅野弘樹氏
参加動機
梅野先生の一患者である私が「中医学とは」を知り、患者の立場から「中医学」を発信していきたいと思った。
心に残ったこと。啓蒙=啓は開く。蒙は暗い(知識がない)◎啓蒙とは無知から脱皮すること。(知らないところから知識を得て脱皮する。研修を通して
〇 中国ではマッサージの事を「スイナ」と云う。
〇「中医学」とは 人体を「陰・陽・五行」に当てはめるのが本質。
〇「「中医学」の特徴
①整体観念=人間の身体は宇宙と同じ。一部は全部、全部は一部
②弁証論治=目を例にとると瞳=腎臓、瞳を包むところ=肝臓、白目=肺、涙袋=脾臓、目じり=心臓。一部は全部 全部は一部
〇「中医学」はなぜ中国で生まれたか
①道教=神仙思想を目指す→仙人になることが目標→エントロピー (秩序ある状態から無秩序になる)逆行(無秩序になっていく)◎落ちていく所から若返る(年を取らない)=仙人落ちていくものを落ちないようにする。
〇老子・孟子
上善如水=水の流れに逆らわない→老子。孟子は老子の考えを受け継いでいく。
〇自然治癒力=そのままで良い(レットイットビー)
〇「氣」=日本語に語る言葉がない。右脳(感覚)の世界。「氣」=「空」氣(あるけれどそれを証明できない)春と夏に現れやすい。秋と冬に現れにくい。満月に現れ新月に沈む。
〇般若心経
色即是空=色(われわれが五感でわかるもの)すなわち是空。空=確認できるが証明できない。有であるが無い。この世の中のものが永久不滅でない。有=いっとき(期間、期間)にあらわれる。有⇔無
〇MONKEY MAGIC
孫悟空が生まれたがそれがいたずらすぎて神様が三蔵法師の旅(西遊記)のお供をすればいたずらを許してやる、といわれおともをする。
〇Let it be(それをそのままにしておけ)困ったときはお母さんが来て神の言葉をささやいてくれました。そのままでいいんだよ。すべてがうまいこといくからあなたは悩むことはない。彼女が私の前に来てささやきました。そのままでいいのよ。すべてうまくいっているんだよ。
〇Footloose(足の向くまま 気の向くまま)一生懸命働いてます。タイムカードを押して8時間働いていて何を私は得られるんだろう。面白くない。天井をぶち壊して町で大暴れしてやろう。気ままにしていこうで。どこかへ行こう。大人に決められたルールにのらず気ままに生きていくんだ。しばりつけられず気ままに生きていくんだ。こんなことやって何になるんだ。大人のルールに縛られずにいまの枠組みを脱するんだ。
〇五行説
五行説とは万物は木・火・土・金・水の五つからなるという思想。
木=この世の全てのものの始まり。物事の始まり。鶏は早朝を伝える。
火=あたたかい。熱い。羊はあたたかい(羊毛)
土=全てを吸収する。胃腸を表す。牛は胃の動物。
金=息、空気、有酸素運動。肺になる。馬は持久力がある。
水=タンパク質を表し生命力、生殖力を表す。腎臓。豚は生殖力がある。
◎鍼灸師は「ペティクラークの法則」にあるように二次産業から三次産業、すなわち作る→加工→売ると収入を上げていかなければならない。飯種=知識。知識を習得していかなければいけない。
次回 7月22日 10:00~
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当会会員が出版した書物を紹介します。
『拝啓、未来の鍼灸師へ』(著者:梅野弘樹 発行:アートヴィレッジ)
中医学を長年研究してきた著者が中医学の基礎&応用をわかりやすく解説しました。そしてこれまで聖域化されてきた分野にもメスを入れる渾身の一作です。
『Cancer’s gift』(著者:梅野弘樹 発行:アートヴィレッジ)
癌患者に密着取材した経験を書き下ろした力作です。癌に罹患した患者の心境の変化、生きるとは何かなどが詳細に書かれています。
『中医がだめなら西医があるさ 西医がだめなら中医があるさ』(著者:梅野弘樹 発行:アートヴィレッジ)
中医学と西洋医学の違いが対話形式でわかりやすく書かれています。大鐘稔彦医師(孤高のメス著者)の監修も加わり是非お読みいただきたい書籍となっています。
※著者紹介:梅野弘樹(国際中医師・北京中医薬大学国際学院名誉顧問及び名誉主任・世界中医薬学会連合会常任理事・大津鍼灸マッサージ会学術研修会講師)
一般社団法人 滋賀県鍼灸マッサージ師会
〒520-0814
滋賀県大津市本丸町6-28 鍼灸マッサージ会館
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